パフォーマンスに於ける思考1

音楽とパフォーマンスの親和性は、私のステージに於いて非常に重要と考えている。

球体を使用した大道芸人及び手品師などは多数存在するが、その表現は私の求めるものとは異なっていた。

私は、顔・声・表情など全ての表現において、男女の区別を超越する事を初期の段階から求めていた。
それは即ち、国境や人種を超越し、誰しもが美を感じるものであると信じたから。

様々な無駄を省き、球体の美しさに集中させ、ほんの一瞬でも現実を忘れさせる事が目的であります。

その目的に向かう為、幾多のステージを経て研究に明け暮れ
多い時は1日18時間の練習を毎日およそ4年続けた。
精神分析学や人間工学、錯覚のメカニズムなども視野に入れ、修練に没頭した。

そうしてパフォーマンスにおいては有り難くも、望む効果や、評価を得たという感触がある。
さて、これより求めるものは、より良い音楽との融合である。

試行錯誤を続け、更なる段階へ向かう。